2.活動の実施報告
(1)食べるものに困ってる方へ食糧提供 1.67t
割合的には、独居の方より、「家族で困っている」と来られる方が多いです。
老々介護されているご夫婦、多子家族、障がいのあるご家族と同居されている方、ご自身が障害や生きづらさを抱えている方がやはり多く、食糧を渡し終わりというわけにはいかない、継続した支援が必要と感じられる方が多いです。そうした方と関係性を作り、然るべき機関へつなげることが目標です。
(2)社会福祉施設や非営利団体、子ども食堂及び地域食堂への食糧提供 4.53t
提供先:母子寡婦の会、DV被害者支援団体、児童養護施設、困窮者共同住宅、児童通所施設3か所、障害福祉事業所2か所、介護デイサービス1か所、地域包括支援センター2か所、地域活動支援センター、地域食堂4か所、子ども食堂11か所
(3)行政からの要請にこたえる緊急支援 1.67t(含)次年度より別途集計していく。
(4)個人、団体、企業からの食糧受け取り 約8t *別紙1参照
(5)公共施設と連携し、フードドライブの実施
苫小牧市社会福祉協議会、苫小牧市内コミュニティセンター4館、文化交流センター、大成児童センターで、各開館日に毎日食糧のご寄贈受取窓口としてお受けしていただいています。
苫小牧市ゼロゴミ推進課主催のフードドライブを毎年開催してくださり、今年度は2か所のイベント会場で行い、集まった食糧はフードバンクとまこまいへご寄贈いただいています。
(6)所属している連合町内会で個別訪問
2019年度は、全戸訪問からポスティングをメインにし、需要と心配のあるご家庭のみ訪問し、お声掛けして回りました。
放課後等デイサービスぽっけの子どもたちも一緒にポスティングや訪問に回り、住民の方に喜んでいただきました。
(7)フードバンクとまこまいの食材を活用した食堂ぽっけごはんの運営
2019年度の営業日 平均提供食数 10食/日
4月 | 3日/週 | 10月 | 18日/月 |
5月 | 2日/週 | 11月 | 1日/週 |
6月 | 3日/週 | 12月 | |
7月 | 4日/週 | 2020年1月 | |
8月 | 14日/月 | 2月 | |
9月 | 4日/週 | 3月 | 休業 |
3月は新型コロナウイルスの影響で、1週目は休業にし、2周目以降はお弁当対応でご自宅まで宅配とし、63個のお弁当をお届けしました。
レンタルキッチンの利用は、2019年度11件ありました。
(8)受益者及び困窮者の働き先の提供
フードバンクの受益者としての関りだった方が、「本当は働きたい」、「実は職を失った」などの身の上話をしてくれるようになり、そうした方にフードバンクとまこまいの作業をお手伝いしていただいており、現金ではお礼をできないので、その日のお食事分を現物支給でお渡ししています。
また、ぽっけごはんのお食事代を払えない方は、食器洗いやお掃除など出来ることでお手伝い頂きました。
苫小牧市の困窮者事業の利用者や障害のある方が社会復帰目的で、ボランティアに来てくださっています。そこから、一般就労に向かった方や当法人に入団された方もいます。
新型コロナウイルスの影響により、身動きの取れなくなってしまった海外留学生をアルバイトとして受け入れました。