2.活動費に関して

 フードバンク事業は、企業や個人の方から食品の寄贈を受け、それらを支援を必要とする人たちに無償配分するので、全く利益性がありません。フードバンクとまこまいでは、活動を維持するための活動費を、下記のようにねん出し、賄っています。
 (1)ぽっけごはんのお食事代(1食200円以上)
 (2)個人及び企業からのご寄付(現金または、指定口座へお振込みいただいております。)
 匿名希望の方が毎月振り込んでくださっています。
 匿名希望の方 お米券
 他20件
 イオン 様 黄色いレシートキャンペーン
 トヨタ北海道 様 QUOカード及び商品券
(3)助成金
 苫民ボランティア振興基金
 一般社団法人徳寿会助成金
 赤い羽根 臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援活動助成事業
(4)フリーマーケット出店やイベント時に行っている総菜販売の売り上げ等
 フリーマーケット出店 5回

3.2019年度を振り返って

 全く喜ばしいことではないのですが、3月は新型コロナウイルスの影響で、需要も供給も増大し、作業量がぐっと増えました。認知度も高まり、フードバンクとまこまいの活動に関心を寄せていただく機会もさらに増えたのですが、やはり発信力の弱さを実感しました。
 こうして、知って頂き、力になりたいと言ってくださる方が増えれば増えるほど、情報を広く皆さんに伝えていく責任も大きいと感じています。
 それと同時にやはり今年度も、多くの皆様に感謝しかなく、人のために、地域のために「何かしたい」と思っている方がこんなにいるんだという事を毎年のことながら実感しています。そうした方々の思いを形にするお手伝いをしていけたらと思っています。
 次年度は、フードバンクとまこまいの活動を確固たるものにするべく、重要な1年になると気合を入れました。

4.フードバンクとまこまい今後の課題

 (1)運営費の確保
 (2)食糧の安定供給
 (3)ボランティアの確保

5.フードバンクとまこまい今後の展望

 (1)本当に必要としている優先度の高い方からお渡しできる仕組み作りと、無駄のないマッチングの構築
 (2)活動の福祉的意義の拡大を図る。

 以上、2つの観点から2020年度は、
 ・ひとり親家庭支援を強化していきます。
 ・フードバンクとまこまいの活動そのものを生きづらさを抱えた方たちの働く場にしていきます。

 ひとり親に限らず支援を必要とする人、否、どんな人だって、食べることは生きる源だと思います。食を通して、誰もが支え合い、助け合い、自分らしく暮らし続けられるマチづくりに向かいます。

(すべて敬称略させていただいております)